400年の歴史を誇るお寺。
本堂の屋根を這うかのような玄武の瓦は、西日本では東本願寺とここ善照寺のみで見られる。
創建 慶長七年に安芸門徒より、又元亀天正の頃に本願寺門徒として石山合戦に参加した上脇左衛門慰良円が寛永元年五月薙髪して善照と称し、顕如より拝領の阿弥陀如来画像を安置したに始まるとも云う。
善照は同十一年(1634)に一寺を建立、当時は海岸にあった。
現在地に移ったのは八代智善のときで、本堂は正徳元年(1711)に再建し、ほぼ現在の規模となったのは、文政二年末頃でその際に瓦葺とした。
歴代住持は本願寺等で得度した名僧が多く、智観は文政十年三月、同十三年、智励は嘉永七年三月など、代層をおいて京都に遊学して研鑽につとめ、高位となったものが多い。 |